新型コロナウィルスの感染拡大で世界中が大混乱し、子供たちも3か月にわたる休校で大きな影響を受けました。ご家庭でもいろいろ工夫し、課題学習や配信授業による学習に取り組まれたと思います。しかし、毎日学校や塾に行く習慣のなかで身につける学習と同レベルの定着を図れたかは疑問です。

また、学校再開後の学習においても、例年よりも短い時間数で進めざるを得ない単元もあるでしょうし、身につけるべき練習量を十分にこなせない分野もでてくるでしょう。この休校は子供たちにとって、後々まで影響を与える3か月となってしまいました。

さらに、ここ数年来の入試改革で、資料の読み取り問題や解答に記述を求める問題が多く出題されるようになりました。2017年からの理科・社会の検査時間の延長は、考えて解く問題、論述形式の問題が増えたことの表れであり、さらに学校選択問題（英語・数学）では、表層的な知識では対応できない、まさに思考力を問う問題が多くなっています。

また、国と県の授業料の助成金制度が拡充し、私立高校に進学する受験生も増えています。そのことから、私立高校を踏まえた志望校の選択には、慎重な情報収集の必要性が増しています。また、私立高校の事前相談は事実上の入試の早期化であり、内申書や業者テスト（北辰テスト）の重要性がさらに高まっています。

このようなことから、初めての進路選択を迫られる中学3年生にとってお役に立てる相談会を行います。
また、「定期テストの勉強方法が分からない」「通知表と学力テストの評価の差が大きい」などのお悩みにお答えする、主に中学1・2年生の方を対象とした学習相談会も行います。