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埼玉県では、「総合的な不登校対策」を掲げ、全公立中学校へのスクールカウンセラーの配置をはじめとする各施策を積極的に行い、不登校の減少に努めています。 その結果、平成18年度には全国でも8番目に多かった公立中学校の不登校生徒数は、平成28年度においては、「不登校の割合の低さ」において全国第６位でした。１０年前に比べて確実に改善されているのは確かです。

しかし、残念なことですが、ここ2年は、再び増加傾向にあります。平成27年度4,420人（平成26年度比102名増）だった公立中学校の不登校生は、平成28年度に4,617人と197人の増となりました。

一方、「不登校児童生徒への指導結果状況」を見ますと、上記不登校生のうち、25.1％の1,161人が「指導の結果登校する又はできるようになった」という状況です。また、指導中の生徒のうち、23.6％の1,097人が、「継続した登校には至らないものの好ましい変化が見られるようになった」状況です。（参照：「平成28年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」）

上記調査結果からは、県や市町村教員委員会、現場の先生方並びに関係者の皆さんが懸命に努力をされている姿が浮かび上がります。

それにもまして、増加傾向にあることから、どこにも相談できずにいるケースもあるように思われます。

当財団では、少しでも相談の機会を増やそうとの主旨で、中学不登校生を対象に本年度も無料の相談会を、設立以来実施してまいりました。

本年度も、相談経験豊富な星槎学園大宮校の支援教育カウンセラーの先生が、個別にお一人お一人の状況に合わせてアドバイスをいたします。もちろん無料です。

不登校でお困りの保護者様またはその関係者様などで、普段相談に行けない方にこそ、ご活用いただきたいと思っております。

事前のご予約にてご参加ください。なお、定員になり次第、締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。