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埼玉県では、「総合的な不登校対策」を掲げ、全公立中学校へのスクールカウンセラーの配置をはじめとする各施策を積極的に行い、不登校の減少に努めています。

その結果、平成18年度に全国40位の3.31%であった公立中学校の不登校生徒数の割合が、平成26年度には2.32%(前年度比-0.05ポイント)と着実に減少しています。

ただし、実数では、いまだに4,318人と4千人を超えているのが実態です。(埼玉県教育委員会による「平成26年度埼玉県公立学校における児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果について」参照)

ちなみに「不登校の定義」は、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が、登校しない、あるいは、したくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」(埼玉県教育委員会HPより)ですので、年間30日未満のものまで含めると、もっと多くの生徒が登校できていないと考えられます。

このような実態から、県や市町村教員委員会の相談体制の強化にも関わらず、何らかの事情で相談できないケースもあるように思われます。

そこで、当財団では、少しでも相談の機会を増やそうとの主旨で、中学不登校生を対象に本年度も無料の相談会を実施いたします。

不登校の相談経験が豊富な支援教育カウンセラーの先生方が担当いたしますので、不登校でお困りの保護者様またはその関係者様など、ご予約にてご参加ください。