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「書き損じはがき」による寄付について(平成30年7月11日)

宮城県女川町役場にて(左が山野校長)

宮城県女川町役場にて(左から山野女川中学校々長、村上教育長、畠山理事長)

 当財団では、本年も、サイエイグループのほか以下の企業様のご協力をいただき、「書き損じはがき」を回収させていただきました。それを所定の続きを経て現金に換金いたしましたところ、114,994円となりました。

 この使途につきましては、本年5月の評議員会で協議をし、「書き損じはがき回収キャンペーン」の趣旨のとおり、東日本大地震の被災地への教育支援金として寄付することを改めて確認いたしました。


 また、寄附金額につきましては、端数分を財団から拠出し、12万円と決まりました。

 さらに、寄付先につきましては、継続的支援の重要性に鑑み、5年目となりますが、本年度も宮城県女川町の教育委員会に決定いたしました。

 去る7月11日(水)午後1時30分に、畠山理事長と松村理事が女川町教育委員会を訪ね、村上善司教育長に、「教育支援金」として、12万円を直接お渡しいたしました。そこには、昨年同様、女川町立女川中学校の山野和好校長、教育委員会の今村等教育総務課長に同席いただきました。

 村上教育長からは、「毎年毎年、本当に感謝申し上げます。お陰様で、新しい小・中学校の敷地の造成も始まりました。新しい小・中学校は、町の真ん中です。町長の英断だと思います。町は、小中学校を中心に元気になっていきます。支援金は、女川小学校、女川中学校で、児童・生徒のために大事に使わせていただきます」との言葉をいただきました。

 その後、教育長を中心に、女川町の昨年からの復興の状況を伺いました。私たちも、教育委員会に赴く前に、女川駅周辺を見てきましたが、この一年でさらに、復興が進んでいました。

 女川駅入り口には、交番もできておりました。

 その隣には、新しい庁舎も建設中でした。さらにその隣には、新しい小・中学校の敷地を造成中です。海抜30メートルの高台になる予定だそうです。

 「仮に、津波が来た場合は、その高台にまず逃げる。そこも危ないという場合は、さらに上に逃げる」ということを徹底していると、教育長はおっしゃっていました。

 防災訓練についても、小・中学校では、年2回以上、行っているそうです。

 ハード・ソフト両面にわたって、「二度と大きな被害を出さない」という思いで、行政を挙げて取り組んでいることが伝わってきました。

 これからも、確実な復興に向けて、心から応援したいと思います。

 この度も、当財団の「書き損じはがき回収キャンペーン」を通じて、ご支援をいただきました企業様、個人の皆様に心から感謝申し上げます。

 本年に入り、6月には「大阪北部地震」が発生し大きな被害で出ました。また、7月の「西日本豪雨」では、西日本で甚大な被害が発生しました。これらの自然災害で亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。

 財団としては、「できることを少しずつ」という設立当初の思いのままに、微力ですが、今後も、「書き損じはがき回収キャンペーン」を通じてこれまでの取組を継続させていこうと考えております。

 引き続きのご理解とご支援の程、お願いを申し上げます。

 当キャンペーンにご協力いただきました企業様・個人様に、重ねて感謝申し上げ、報告とさせていただきます。